GoogleCloud主催ウェビナーの登壇レポート
「毎日使われるAI」を実現するための設計思想と大規模運用の実践値を紹介
カサナレ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:安田 喬一、以下「カサナレ」)は、Google Cloud主催オンラインセミナー「生成AIの社会実装とGemini完全移行の舞台裏 ~カサナレが語るモデル選定の決め手~」に登壇しました。本ウェビナーでは、全国数千店舗規模で運用される通信キャリア向け業務支援AIの開発・導入事例をもとに、生成AIをPoC(概念実証)で終わらせず、本番運用・定着まで実現するための考え方や技術的な工夫について紹介しました。
【登壇内容】
《背景》
少子高齢化や人口減少の進展に伴う人材不足など、社会構造が大きく変化する一方で、顧客ニーズやサービスに対する期待は多様化・高度化しています。企業には、限られたリソースの中でも質の高い顧客体験を提供し続けることが求められており、現場業務を支えるデジタル技術や生成AIの活用が重要な経営課題となっています。一方で、世の中の生成AIプロジェクトの95%は期待した成果を出すことができず、多くの企業が採算性、誤回答への対応、運用ハードルといった理由から定着せず、PoCで止まっています。
生成AIの回答精度はAIモデル単体では決まらず、利用されるマニュアルやFAQ、商品情報などの社内ナレッジをAIが理解しやすい形へと構造化し、適切な検索・回答生成まで一貫して設計することで、精度・速度・コストを両立することができ、導入成功・定着へとつながります。
《全国数千店舗規模での実装実績の紹介》
全国数千店舗規模で弊社の生成AIを社会実装できた背景には、「使うほど賢くなるAIの仕組み」を整えていたことがあげられます。店舗スタッフがAIへ質問し、未解決案件は有人チャットへ引き継ぎ、回答内容について本部がレビュー・承認し、生成AIのナレッジへ反映するという循環を構築しています。
これによって、AIだけで完結させるのではなく、人の知見を継続的に取り込みながら精度を高めていく「Human in the Loop」の考え方を取り入れています。また、本番環境での運用にあたっては、ドキュメントの解析、メタデータの設計、聞き返しの制御、ハルシネーション対策、同時接続時の性能確保など、大規模利用を前提としたエンジニアリング上の工夫についても、当実例ではGeminiを導入したことからGoogle社と連携しながら対応しました。
導入後の成果として、カサナレのサービスが導入された事で、有人チャットへ移行せずAIで完結する割合が40%から85%へ向上し、これは金額換算で10億円規模のコスト削減見込みとなります。
⦅ウェビナー参加者の声⦆
➢生成AIの業務への導入にあたっての考え方が参考になった
➢PoCからどのように進め、コストを優先する点など、とても役に立った
➢開発と現場が寄り添いつつ、地道な努力が必要だと改めて認識した
➢GeminiやNotebookLMの利用で止まっており、更に上のレベルでし生成AIを活用した事例として勉強になった
カサナレ株式会社について
カサナレ株式会社は、「任せられるAIを、社会の標準にする」をミッションに掲げるスタートアップです。
社内の情報やシステムとつながり、業務そのものを最後までやり切る「AIオペレーティングシステム」を提供しています。特許技術を基盤に、“外さない精度”を競争力として、大手企業や金融などミスが許されない本番業務で導入が進んでいます。
2025年には『Forbes JAPAN’s AI 50』『Japan Financial Innovation Award』に選出されるなど、高い評価を受けています。
▼カサナレ株式会社:https://kasanare.co.jp/
▼お問い合わせ:https://kasanare.co.jp/contact